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阿蘇山は、世界でも有数の大型カルデラと雄大な外輪山を持ち、「火の国」熊本県のシンボル的な存在として親しまれている。火山活動が平穏な時期には火口に近づいて見学できるが、活動が活発化したり、有毒ガスが発生した場合は火口付近の立入りが規制される。

阿蘇山のカルデラ内部に出来た中央火口丘群のうち、その中核を成しほぼ東西に一列に並ぶ根子岳高岳中岳杵島岳烏帽子岳の五峰を阿蘇五岳(あそごがく)と呼ぶ。北側の阿蘇谷方面から阿蘇五岳を見た姿は、釈迦が寝ている姿=涅槃像に似ていると言われており、名物の雲海で五岳が雲間から浮かんでいる姿は特に好まれている。阿蘇五岳の中央に位置する噴火口のある山が中岳、最高峰が高岳、ギザギザの山が根子岳である。各山の山頂付近は九重連山雲仙と並ぶミヤマキリシマの一大群生地となっており、最盛期には南郷谷から烏帽子岳の斜面がピンクに染まる山肌を見ることが出来る。根子岳は地層調査によって他の山より古くからある山であることが分かり、カルデラ形成前からあったものであると推定されている。阿蘇山の南麓には名水として知られる白川水源がある。

阿蘇山は外輪山の内側を中心として阿蘇くじゅう国立公園に指定されており、温泉や観光・レジャースポットが点在する有数の観光エリアとなっている。夏になると多くのライダーがツーリングに訪れる。

噴火時の災害対策として、中岳火口周辺には退避壕が9つ建てられている。